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北海道在住のトコ(♀)です。 何となく始めます。
2025/05/10/Sat
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2015/04/09/Thu
トコの勤務する歯科医院に、可愛い4歳の女の子の急患さんが来ました。

子供が歯を痛がっているんです、と親御さんから電話。
実は、診療終了時間だったのですが、かなり痛がっているとの事なのですぐに来ていただきました。

で、ギャン泣きしながら来院。就学前のお子さんは大体そうなので、慣れてます^^

何とかユニット(診察用の椅子)に座らせて診察開始しようと思った時、お母さんがおもむろに

「この子、喋れないんです・・・」

???

先生が、聾唖なんですかと尋ねたら

「耳は聞こえるんですけど、喋れないし、言葉も理解できないんです」

見た目は普通の可愛い四歳児と言う感じ。う〜ん・・・広汎性発達障害なのかなぁ?

何とかお口の中を診たのですが、う蝕多発状態でどの歯が痛いのかも分からない状況。
お母さんに、どの辺りの歯を痛がっているのですかとお聞きしたのですが、私にも分かりませんとの事。

そして、
「そもそも、本当に歯が痛いのかも分からないんです・・・」と。

結局大泣きで、プロとして不徳の致すところではありますが、レントゲンも撮れず終い。
予防的に痛み止めのお薬を処方して、明日以降に小児障がい者専門の歯科医院に行っていただく事にしました。

で、気になる事がありまして・・・。

その子、レントゲン撮る時、私がだっこしてレントゲン室に連れて行ってから、そのまま私から離れようとしないんです。

結局レントゲンすら撮れなかったのでお母さんの元にお返ししたのですが、お返しした途端、またトコの方に抱きついて来てだっこをせがむんです。

普通、お子さんは診療中もお母さんを求めます。診療終了後は、お母さんの元へまっしぐら。それだけお子さんにとっては歯科治療は恐怖なんです。(大人でも嫌なものですよね)

障がいのあるお子さん(?)なのかも知れませんが、今まで臨床をしていてそういうお子さんは初めてなので、凄く驚きました。

ただ、その子のお母さん、何となく、診療中も我関せず知らんぷり・・・と言う感じで気にはなっていたんですけど・・・何となく危機感が無いというか・・・。

難しいお子さんの子育てで、疲れきっているのかも知れませんが・・・。

でも、難しいお子さんだからこそ、あらかじめ障がい者治療の専門医をかかりつけにしたり、予防に取り組んだりと言う事を何故しないのか・・・トコには子供がいませんので、簡単に言える事ではないのも自覚していますが・・・。

お帰りの際も、中々トコから離れようとせず・・・お母さんにだっこもされないまま帰宅されました。

お母さんとのスキンシップに飢えていたのか・・・。ネグレクトとだけは思いたくないのですが。

専門医の元で、しっかり治療出来るように祈るばかりです・・・。







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